買い物上手への道いかに

私はよく消費者センターなので話すことなのですが、お片づけを少しでも学んだり、やろうと思った方なら、ご存知のことですが、やはり物をふやさないのが第一のポイントです。
物をふやさないためにはどうしたらいいかというと、一番簡単なのは、買い物前に、自分の行動パターンや、買ったあとどうなるかをイメージすることなのです。

親の家や実家の帰省時には、とくにタガがはずれやすいので、注意したいことなのです。

年金生活で、生活に困っていなくて、子や孫にお金を使いたい親世代は特に注意です。

買い物は、食欲と並んで、欲の一部です。

買った瞬間はうれしいけれど、そのあと、本当に必要のないものだと、物をふやしただけになってしまうのです。

買い物する前に監げる、3つのステップをご紹介します。

ステップ1 「お得」の中身を考える

 

お買い物のネタは、小学生低学年の算数で登場します。

1個 150円のりんごと、 3個 400円のりんご。1個あたり、ちらがお得ですか? と聞かれたら、
大人も子どもも、3個400円のりんごと、即答できます。

では、本当に無駄のない、お得な買い物はどちらですか? と聞かれたらどうでしょうか。

中身をよく吟味しますよね。

食べ残しが出たら無駄になりますし、ひとり暮らしに3個は食べきれないかもしれません。
ご高齢の親世代によくあるのは、「余ったら、娘や息子にあげればいいや」と思い、多めに買ってしまうことです。

帰省した娘に、ずいぶん前に買った、ひからびた芽の出たじゃがいもを娘にわたし、娘さんとケンカになった、というような話も、よくあるのです。
これはもう、明らかに買い物による得ではなくて、損ですね。
わざわざお金を払って余計な物をふやして、さらにケンカをしているわけですから…。

お得というと、ひとつあたりの値段を思い浮かべがちですが、実は「使いきる」という視点を入れないと、損になってしまうのです!

 

ステップ2 買い物するときの習慣チェック

 

実は、買い物するときの習慣=クセというのが、誰にでもあります。

つい100均にいくとラップを買ってしまうなど、必要以上に、買わなくてはと思って買ってしまったり…、みたら欲しくなってしまったり…
こんなくせが理由で、買いすぎていないか、振り返ってみましょう。

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ステップ3 捨てるコストまでイメージ

今はごみを捨てるのにお金がかかる時代です。
たとえばプラスティックの収納ケースが1つ1000円で安い! 押入れ収納に使おう!
と思って買ったとします。
数年後、いらなくなったらどうでしょうか。

粗大ごみに出すと、自治体の規定や、物の大きさによりますが、
500円前後の料金がかかったとします。

安いと思って買った収納ケースは、1000円+500円で1500円。
プラス、捨てる手間ひま、粗大ごみの申し込みの電話代などがかかります。

これが家電などの大物になってくると何千円もかかります。
場合によっては、捨てにくい、お金がかかるなどの理由で、使わないのに
家の中に置きっぱなしになることもあります。

これが高齢になってきますと、本当に捨てるのが面倒になってきます。

捨てるコストまでイメージして、買い物をしていかないと、本当の値段をつかめなくなります。

家庭用の燃えるごみといえども、有料化している地域も多いですね。

これから買い物をしようと思ったら、どんなものでも、捨てるコストまでイメージするのがコツです。

どうぞ片付きますように。(渡部亜矢)