突然ですが、クイズです。

なぜ写真の整理は難しいのでしょうか。

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それは、写真の整理は、実は過去を選ぶことだからです。

写真は、過去の一部分を切り取ったものです。

一瞬かもしれませんが、かけがえのない人生の一部なのです。

たとえ、自分が写っていないくても、ご先祖様のものだったら、簡単にすてることができないのは、当たり前だと思いませんか。

写真は、思い出が詰まっているので、もっとも片づけの難易度が高いジャンルである理由です。

写真が高級でぜいたく品だった時代

ご高齢の方のお宅にまいりますと、クッキーの缶や箱に詰まった、たくさんの写真が出てくることが、よくあります。

(拙著『カツオが磯野家を片づける日~後悔しない「親の家」片づけ入門~』でも、そいういったシーンがでてきます)
どんな方でも、生涯忘れられない、見ているだけで、心が穏やかになる写真もあることでしょう。

 

思い出してください。

少し前までは、写真は高級品で、気軽に撮るものではありませんでしたよね。
ほんの10年ちょっと前までは、写真屋さんにお願いして、すべてプリントしていたものでした。

 

ピンぼけして失敗した写真、同じような景色の写真も、プリントされて持っている方もいらっしゃいます。
デジカメが普通の今では信じられないことになりつつありますが、時代背景を考えれば、写真が捨てられないのは、無理もないでしょう。

そうはいっても、あふれかえる写真をそのままにしておいても、本当に大事な写真が出てこなかったら、過去にうもれて大切な人生の一部がわからなくなってしまうことに。

ではどうすればいいのでしょうか。

3つの意外なスキルをご紹介します。
写真

 

秘訣1 ベストアルバムをつくる

ベストアルバムに入る写真を「選ぶ」作業をします。

いい過去の思い出をチョイスするのです。

捨てようと思うから、捨てられないのですから。

大切な思い出・お気に入りを厳選するのと同時に、失敗した写真、同じような写真、あまり好きでないショットなど、取り除きます。
ここで処分できる写真があれば、処分すればいいのですが、できなければ、一時保管箱に分けていきます。

この一時保管箱があることで、ご高齢の方には、捨てない安心感を持ちながら、好きな思い出を厳選することができますね。

秘訣2 写真を写真に撮る!意外な方法

ご高齢の方でも、携帯電話で写真が撮れるのは、ご存じの方が多いので、捨ててもいいかな?ベストアルバムに入れなくてもいいかな?という写真を、写真で撮っておきます。

データがのこっているという安心感で、サクサク整理が進みます。

この方法を使えば、データが残っていることで、古い写真は処分してもOKというご高齢の方も、結構いらっしゃいます。

秘訣3 ファミリーメモを書きながら整理する

「回想法」といって、過去の出来事を語る方法が、特に高齢者にはとてもいい効果をもたらします。

(回想法については、『カツオが磯野家を片づける日~後悔しない「親の家」片づけ入門~』参照)
親の家を片づけるときに、親子で写真を見ながら思い出を書きだす手法していきます。

相続のことまで考えるなら、貴重品の管理にもつながるのです!

ファミリーメモの三点セットとというのを、私は提唱しています。

ファミリーヒストリー、つまり家族史を書いたかんたんな年表、家系図、財産目録をつくります。

写真の整理をするときに、ついでに家系図をつくっておくと、親世代はとくに昔の写真を整理しやすいです。

思い出を厳選し、いろいろなことに気づくという面で、メリットが最大化しますね。
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子どもが親の気持ちに気づき、さらに親子の会話がはずむというメリットがでてきますね。
子どもも年齢を重ね、子どもを持ったりすることで、当時はわからなかった親の気持ちがわかることがありますね。
片づけの難所といわれる写真やアルバムの整理。

でも片づける作業の中で、知らず知らずのうちに、コミュニケーションをとることで、親子間の気持ちが通じることでしょう。

何よりも子世代が楽になるのです。

いろいろ試して、思い出を選んで、未来へとつながりますように。

そのほか、写真の整理にはいろいろなワザがあります。引き続きこのブログで紹介していまいります。

渡部亜矢

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