【Q10】母は潔癖症ぎみだったのに、親の家は物だらけです。片づけると怒ります。

母は綺麗好きで潔癖性ぎみなほどです。とても家事ができる母でした。ところが、実家はモノで溢れかえっています。

台所用のアルコール消毒剤を何本も買ったり、使わないタッパが流しに積み重なっていたりします。
何度も片付けるよう促しても、母は不機嫌になるだけです。

まえほど拭き掃除はしていないようです。

手伝いたいと思っていますが、母は私にモノを触れられたくないようです。

そして、私や兄がたまに帰省すると、「私がやる」と言って、ごはんの支度をしてくれます。

ところが、あとになると疲れて、私に対しては、「気が利かない」「手伝わない」とイライラを兄でなく娘である私だけにぶつけます。

やってほしいことがあるのなら、はっきり言ってくれればいいのにと、思います。なんで言わないのかな?言わなきゃわからないじゃないと、腹がたちます。

こちらも、頭ににくるし、途方にくれています。

【A】「親のハートから遠い場所」から片づけてみましょう。

片づけようとすると、お母さんの機嫌が悪くなるのですね。お気持ちお察しします。

きっとあなたは、親思いの優しい方なのだと思います。

あなたが片付けようとすると怒るということは、潔癖症ゆえに理想が高いので、片付けられないことに負い目があるのかもしれません。

きっとあなたが帰省して、はりきってごはんをつくろうとしているのですが、体も思うように動かなくて、とくに女性である娘には、自分の気持ちを察してもらいたくて、「気が利かない」となるのでしょう。

ビジネスウーマン世代の40代前後でしたら、「やってほしいことを言ってほしい!」となるのですが、70代前後以上の方は、周りの気持ちを接して動くという協調性がたっとばれた世代。

歯車がかみ合わないのは当たり前でしょう。

さらに、家事で主導権と握っていた専業主婦を50年ぐらいされてきたのなら、なおさらかもしれませんね。

お兄さんは男性なので、家事をさせたくないと思っていることも多いです。

あなたもイライラしていますが、お母さんは思ったように体が動かなくなって、女性ならできなくちゃいけない家事が思うようにできなくなり、あなた以上にイライラしているかもしれません。

お母さんにはお母さんの事情があると、割り切りましょう。
とくに子どもから命令されるように感じて、いやなのかもしれません。

綺麗好きということなので、その特性をうまく活かして片づけていく方法はいかがでしょうか。

それは、「親のハートから遠い場所」の片づけです。
玄関周り、廊下など、明らかに誰が見ても汚れいてるとよくない場所から、片付けていきます。
あなたが使っていた子ども部屋もおすすめです。
お母さんがよく使うキッチンやリビングなどは後回しにしましょう。気持ちが入っている物が多いので、衝突しやすいからです。

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そして、物が少なくてすっきりしたお部屋を、一エリアつくりましょう。
余計な物があったら、すぐに捨てられなくてもいいので、ほかの部屋に一時保管として移動させます。
お母様には、捨てるのではなく、移動させるだけと説明して、とにかくスッキリしている部屋を作るのがコツです。
このお部屋だけは、なにがなんでもキープしてもらえるように、話しかけていきます。
きれいになると、埃もたまらず、掃除もしやすいということを、お母さんに味わってもらいます。
もともときれい好きということなのですから、一度気持ちよさを味わえば、理解してもらえることも多いです。

一部屋きれいになれば、ほかの部屋も片づけようという気持ちになっていくことでしょう。

もともと、「気がきかない」などといえる方なので、そのうちに、してほしいことを、素直に言うようになる可能性は高いでしょう。

お兄さんには、見かけよりもお母さんは体がつけれる年齢だと話をして、将来、娘であるあなたに負担がふえる可能性を伝えておくといいでしょう。

お兄さんには、金銭面で援助してもらえるように、いまから話をしておくとベターです。

きっとあなたにお兄さんとは違う、生活面での気の利かし方を、お母さんは期待しているので、きょうだいで不満がのこらないように、いまからお母さんの状態や情報を共有しておきましょう。

そして、健康面を、観察していくのも、大事なことです。

ここだけの話ですが、こういったタイプの母娘は、今の時代を象徴しているというぐらい、結構多いようです。

自分だけの親じゃないと割り切って、見守りたいものですね。

どうぞ実家が片付きますように。

渡部 亜矢

親の家を片づける人を応援します