キッチンは毎日の食事、つまり健康をつかさどる、大事な場所です。

母親の思い入れもありますので、実家の片づけでぶつかる難所ともいえます。

あるワーキングウーマンのお宅ですが、実家の片づけに役立つエピソードなので、ご紹介します。

お料理をしたいけれど、散らかっていてできないし、そもそも忙しくて、外食しかしていないのでほったらかし…
ある女性の、こんなキッチンに出会いました。
狭いとのことでしたが、物がなれければ、ごく普通の広さに見えます。

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この家主は、炊飯器が3台ありました!
別々の友人から、「あげる」といわれ、使えるからそのままもらったそうです。

母親が忙しく働いていたので、祖母にかわいがられて育ったということもあるのでしょうか。

いただきものを捨てるとか、断るという発想はなかったようです。

それはそれで、素晴らしい教育だと思うのですが、ここまで家が散らかり、ライフスタイルに合わないものをもらっていのかというと、

そういうことではありません。
「そういうときは、あるからいらないと言っても、失礼にあたらないです」とお伝えしましたら、すごくびっくりされていました。
あげるといわれたものは、すべていただかないといけないという、思い込みは、かなりのものでした。

お部屋は物をおくためにあるのではなくて、人が生活するためにあります。
だから、片づける以前に、余計な物を部屋に持ち込まないのがコツなんですが、

物があふれた世の中と、そうでなかった時代に生きた人とのギャップは、なかなか埋めることはできません。

世代間のギャップを埋めるのは、私たちの「知性」でしかないんです。

片づけのスキルでは埋められません。
このキッチンにあった炊飯器は、本当に必要な、ほかのだれかのお宅で活躍するほうが、炊飯器だけでなく、
人も幸せになりますね。
この女性、これからは、うまく、ノーサンキューを言えそうと、うれしそうでした。

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いろいろとお話ししながら、片づけたら、スッキリいたしました。
これなら、お料理ができそうですね。

片づけは物のためにするのではなく、人が使うためにする「こと」です。
人の生活のためなんです。

価値観の違いを、うまく乗り越える知恵を身に着けていきましょう(渡部亜矢)。

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カツオが磯野家を片づける日 後悔しない「親の家」片づけ入門 (SB新書)