【Q2】父が亡くなり母が実家でひとり暮らしになりました。実家の片づけをしたいのですが、なかなか片づけてくれません。どこから手を付けたらいいのでしょうか。

父が亡くなり母が実家でひとり暮らしになりました。
母は介護だけで精一杯だったので、部屋は散らかっています。
もともとはそんなに片づけが苦手ではありませんでしたので、とりあえず人がくる玄関まわりはきれいです。
でも油断していたら、リビングや廊下に、もらいものや、買い物したままあけていない物が、つみあがっていました。

テーブルは日用品などの細かい物でいっぱいです。
押入れは客布団や座布団も詰まっていてきゅんきゅんです。
捨てようとすると、捨てる物はない、いただきものだから、使うからといいます。

帰省して片づけたいのですが、どこから手を付けたらいいのかわかりません。

【A】親のハートから遠いところ=「思い入れ」の少ない物から片付けましょう。

昔は綺麗好きのお母様が、きれいに物をためていて、高齢になり物だらけになっているというのは、よくあることです。
すべてが思い出だったり、使うかもしれない物ばかりで、捨てる理由はないのでしょう。
お父さんが亡くなられたばかりで、心も疲れていますから、捨てるというと、なおさら拒否されるかもしれません。

まず目線を下から上と移し、片づけをおすすめしています。
玄関や廊下が片づいているのでしたら、親の「思い入れ」の少ない物から片付けましょう。
しかも、ワンアクションで片付いた感じがするものがいいでしょう。

おすすめは、使わない座布団や客布団です。
ひと手間で片付いた感も目に見えやすいのです。
さらに、あいた押入れを、ほかのものの収納につかえます。

親の家や、実家の片づけでは、「捨てる」というのは厳禁です。
お母さまにとっては、来客が多かったころの思い出かもしれません。
そんなときは、「ダニがついている」など、健康に関わる理由をつけて、処分するのを促すといいでしょう。

置きっぱなしにしている、動かない扇風機や、大きくてもう使うことのないスーツケースなどがを処分できれば、スペースが大きく空きますので、一時保管の物を置くこともできますね。

ミシン部屋

粗大ごみに出す手間が面倒な場合は、そのままの場合もあります。
子世代が、粗大ごみに出す手配を、最後までしましょう。

また、「清潔なものを、わたしがいつでも買ってあげる。必要なときは、届けてあげる」と、安心してもらうのが、大きなポイントです。
「布団や座布団を、わたしがたまにきて干せればいいけれど、忙しくてそれもできないし」と付け加えておきます。

そのほかの物も、いきなり捨てるのではなく、思い入れのない物から分けていくことをおすすめします。
物の種類ごとに、グルーピングしていくだけで、ずいぶん違ってきます。
思い出といっていても、だいたいは単なる「思い入れ」だったりします。
話をするうちに、まあいいや、といって処分していくこともあります。
少し片付ける気持ちがあがってきたら、重要品への片づけの話もしていくといいでしょう。

テーブル

ご実家にはお母様が住み続けるのでしたら、あせらず話をしていくのが、王道でしょう。

どうぞあせらずに少しずつ取り組んでいけますように。

(渡部亜矢)

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